第1クール終了!キャンプは唯一全球団がポジティブになれる期間 [2/5 巨人キャンプ中継観察記]

巨人のキャンプの第1クールの4日間が終了した

キャンプってのは仕上がりの早さを競うものではないんだけど、どの選手も状態が良いようで見ていて頼もしい。

ま、このキャンプの時期は、どのチームのファンもがポジティブになれる期間だし、JSPORTS、GAORA、SkyAなどで他球団のキャンプ中継を見ていても、やはり「今年はいける!」って話題で溢れてる

飲みながら野球談議をしていても、今年は誰がイイとか、誰々が上がってくればチームは変わるなんて、各々の期待の選手の話は尽きない(笑)

もちろん私もベテランの調整や若手の台頭、昨シーズン不調だった選手の復活、新戦力の見極めなど楽しみながら、毎年のようにキャンプ中継を食い入るように見ているわけだが、今シーズンは例年以上に個々の選手が自分に対してテーマを持って臨んでおり、自主トレで下地を作って乗り込んで来ているのが ”わかりやすく”表面に出ていると感じた

それは恐らく、昨年、2年連続日本一という偉業へ、あと1勝まで詰め寄りながら届かなかった悔しさから来てると思う。もしも、昨年、優勝していたら坂本、杉内、澤村、宮國のような期待値に届かなかった選手たちの目の色や状態が、このキャンプと同じだったかどうかは正直微妙だと思うし、我々ファンも相当に悔しい思いをしたわけだが、あの悔しさが今シーズンの原動力になると思えば、意味のある敗戦だったと思いたい

(仙台のファンの歓声や一体感は我々も見習わなければいけないなと・・・・昨シーズンは球場に足を運ぶ回数が一気に減ったけど、今シーズンはできるだけ足を運びたいなと思う)

さて、キャンプも第1クールの4日間が終了し、ひと通り中継を見、週末のスポーツニュースをハシゴして私なりに気になった部分とか、感じた部分をちょっと書き留めておきたいと思う

いきなり予断で申し訳ないけれど、2日目に前田智徳が見学に来ているのを見つけ、「おぉ~~~前田が巨人のキャンプを見に来てる!!!」と興奮してたんだが、矢野と笑顔を交えながら談笑していた。昨シーズン引退し、いくつかスポーツ番組にゲストで来ているのを見て、球場にいるイメージからは想像もつかない、よくしゃべる人で、意外に気さくだなって思っていたので、そのシーンを見てから、矢野と何をしゃべっていたのか気になって仕方ない(笑)

今の巨人に足りないのが左の中距離ヒッターで、最も頼りになるのが阿部とヨシノブという両ベテラン(昨年ガッツが復活していたとしても、ベテランだし・・・)。それを補うためにアンダーソンを補強したと思うが、何とか日本人選手それも生え抜きの中から育てて、数年は活躍してくれる選手に出てきてほしい。

そんな思いで昨シーズンはジャイアンツ球場でファームのゲームや練習を見て、辻東倫に左の坂本になれる可能性を感じ、このブログでも触れたことがあると思うけれど、2日目のフリーバッティングを見ることができて良かった。

特に左の強打者ってことで、練習後に松井から何かアドバイスを受けていたようだし(自分から聞きに行ったという話もあって・・・いい度胸してんな)、このキャンプでどう化けてくれるか非常に楽しみ。

内野は脇谷が抜けたとはいえ、井端、片岡が加わったことで、昨年以上の高いレベルでの競争を余儀なくされているポジションではあるが、ファームで無双の結果を残せば、シーズン中にチャンスをもらえる可能性もあるので、まずは1軍で出場する機会を得ることを目標に頑張ってほしい

そしてヨシノブのバッティングピッチャーをやった松井・・・・初日の原タワーでの談笑も衝撃的な映像だったけれど、このコンビのバッティング練習は、恐らくこれが最初で最後だと思うと「なんとしても目に焼き付けなければ!」という使命感のようなものを感じてしまい、録画したシーンを何度も見返すくらい見入ってしまった

(松井の巨人の現役時代を知るファンにとって、松井が投げ、ヨシノブが打つ・・・・その光景を見て、何かを感じない人はいないはず)

ヨシノブが万全の状態なら、1年間ライトを守り続けて欲しいという思いはあるけれど、現実には外野を狙う若手は多く、今後の巨人を考えるなら若手にチャンスを与えたいし、原監督がライトを守らせたいというアンダーソンが(よほどヘッポコでなければ)レギュラーでヨシノブと併用、もしくはヨシノブをレフトで起用というパターンになりそうだ。

ま、恐らく代打の切り札としての起用というのが多そうな気がするけど・・・・

そんな外野のポジション争いでは、橋本と松本という俊足二人の争いが激化しそう

両者とも連日の早出の朝連に顔を出し、バッティングの向上に力を入れているようだが、中でも橋本は体重を8Kg増量しパワーを身につけようとしているらしい

守備範囲と打球判断では松本、肩は橋本、足は互角(?)という両者なのでキーになるのはバッティングなのはあきらか。伸びシロという意味では橋本に期待がかかるが、松本にもこのまま終わってほしくない情がある。長野というライト or センターが君臨している関係上、アンダーソンが思いのほか使える選手だった場合、橋本、松本の両者とも固定で起用されるケースは減る可能性もあるが、レフトも含めた外野争いという風に考えれば、アピール次第ではチャンスはあると思う

'(って考えると、大田を含めた若手は本当に大変だな・・・ちょっとやそっとのアピールでは代打、守備固めすら居場所を確保するのが難しい)

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投手陣では内海が「これまでの中でもかなりイイ、絶好調」と言っている。

これまでは冗談半分に「まだまだ球速アップはあきらめてない」と毎年言っていた(笑)けれど、今シーズンのインタビューを聞く限りでは、球速アップに関してはあきらめて、キレとコントロール、変化球と緩急で勝負するスタイルに割り切ることができたようだ

(本音では数年前からわかっていただろうけど、杉内の入団により意識が変わったのは間違いないと思ってる)

ビハインドのままマウンドを降りたくない、勝てる投手になりたいと熱く語っていた姿が印象的だったけれど、本人は最多勝を狙い、その先の沢村賞を取りたいという目標を持っているようで、それが実現するならファンとしても嬉しい限り。

沢村賞をとるなら、完投が多くないとね)

その内海と開幕投手を争う杉内が4日目のインタビューだった

とにかく昨シーズンは納得できるゲームが1試合もなく、日本シリーズも含めて悔しさ満載のシーズンだったという。今シーズンは球威を取り戻すために細かい部分の筋肉を鍛えてきたと言っているが、この4日間のキャンプの中で評論家や記者の報道から聞こえてくる情報だけでも、今シーズンの杉内は素晴らしいボールを投げているという話題が多い。

言葉の端々に「三振を狙ってゆきたい、杉内といえばさんしん」と言っているが、本人も三振の数が調子のバロメータであり、自分の持ち味だってことが分かっているのだろう。冗談混じりに「隔年で調子が変わる」と言っているけれど、その意味でいえば今シーズンは良いはずなので、昨年足りなかった勝利数も上乗せして今シーズンは大車輪の活躍を見せてくれるはず

個人的には内海は背中で、杉内は数字で若い選手の手本になって欲しいが・・・なんといっても18番を背負ってる選手だしね、常にチームで一番の結果を残すことを託されているわけで、去年のような杉内は本人もだろうけど、我々だって見たくない

肩の状態は完全体だと言っているので、(だからこそケアはしっかりして)開幕投手を内海と争って、菅野や澤村、宮國ら若手投手に「お前らはまだまだだな!」って巨人のエースのハードルの高さを見せつけてもらいたい

2年目とはいえ密かに開幕投手を狙っているであろう菅野も新球をモノにすることと、ストレートの球威アップに余念はないようで、今日のブルペンでは打席に立ってくれた松井に対していきなり初球にインコースを責めるなど「本当に若手か?」と思わせる堂々としたピッチングを披露

ピッチングスタッフには「内角鬼攻め指令」が出ているようなので、今シーズンは各ピッチャーに強気の姿勢が見れるんじゃないかという期待感がふつふつと湧いてくる。宮國もこの時期にしては球威もキレも良いと太鼓判を押されているようだし、全体的に、ここでも昨年、楽天に負けたことによる意識の変化が見て取れるし、マー君や則本の攻めてくるピッチングを見習おうという姿勢を感じることができそうだ

久保も連日のブルペン入り、新加入の大竹も阿部が飛ばしすぎを心配するほど気合いが入っているし(移籍1年目だから無理もない)、澤村の離脱は残念だけれど投手王国を築いてくれそうな予感がするシーズンになってくれるかもしれない

って思いながら、中堅投手の年齢をザクっと見ていたら・・・・80年前半の選手が多いことに気づく

久保裕也   1980年5月23日

杉内俊哉   1980年10月30日

青木高広   1981年11月26日

高木康成   1982年3月30日

内海哲也   1982年4月29日

野間口貴彦  1983年5月31日

越智大祐   1983年6月30日

福田聡志   1983年9月12日

大竹寛    1983年5月21日

C.セドン  1983年10月13日

山口 鉄也  1983年11月11日

S.マシソン 1984年2月27日

(年齢順)

並のチームなら、この年代の選手だけで、ローテを組み、勝利の方程式とビハインド時の組み立てと全て出来そうな面々

そこに20代前半の若武者と、勢いに乗る20代半ばの選手が座を争っているわけだから層が厚いのもうなづける。

菅野が則本との対談で、中日の山本昌楽天の斉藤隆のようなベテランがいるチームがうらやましいと言っていたが、確かにDeNAの番長も含めて、困った時の心の支えとなるベテランは一人でもいてくれたらなぁ~~~なんて思わなくもない。

ただ、年齢の近い選手が数多くいることで、生まれるチームワークもあるし(なぁなぁになってしまう恐れもあるけど)、何より勢いがついた時のノリはすごそうだし、年齢が近いだけにライバル心もありそうで、この雰囲気は雰囲気でイイんじゃないかと思ってる

第1クールは各選手の自主トレが上手くいっていたこともあり、天候にも恵まれて予想以上の結果に終わる事ができたんじゃないかと思う。報道陣が殺到するようなルーキーの入団がなかった代わりに松井臨時コーチが来てくれたおかげで、結果的には報道陣の数も見学客も例年以上だったし、その分、選手たちも張り切ったように思う。

(おかげでこっちも情報が集めやすい・・・)

ただ、本当の主役は選手でなくてはいけない

第2クール以降は松井が記事のトップに来るのではなく、今シーズンの顔となるような選手たちのニュースにあふれる事を期待してる

最後に

井端と川相ヘッドが談笑していたけれど、日本を代表する内野の新旧選手の会話なんて興味深すぎて、耳をそばだてたくなった

管理人:みんぐ